荷物の受け取り方は、今後どうなっていくだろうか。
注文した荷物を自宅先まで届けすることが基本サービスである今日、通販で商品を購入することが当たり前の日常のなか、指定した荷物が中々時間ちょうどに受け取れないことに、わだかまりを感じている人は少なくないのではないだろうか。
お届けサービスのひとつに、お届け時間の指定や荷物追跡サービスがある。配達ドライバーも当然他の荷物を配達している訳で、指定時間は午前指定、または12時から14時までなど2時間刻みの指定が多い。
置き配指定というサービスもあるが、紛失や汚損などのリスクは当然あるものの、帰宅次第受け取れるという利点を考慮し、自転車のかごやガスメーター内を指定してサービスを利用する人も多くいる。
ちなみになる話ではあるが、某大手運送会社の配達スタイルは現在も原則、対面渡しだ。勿論、一貫した配達サービス形態であるので、一概にデメリットだけということではないが、配達員の稼働環境改善の機運が広がる中でのストロングスタイルは、柔軟な対応に見直す価値があるのではと個人的に感じている。
既存のコインロッカーを活用した荷物の受け取りサービスが開始されるとのネット記事を目にした。
ヤマト運輸などが実施しているPUDOロッカーの民間施設版とも言えるこのサービスはとてもいい取り組みだろう。
自分のタイミングで荷物を受け取れるこのサービスは、ロッカー増設の部分が問題であったと思うが、既存ロッカーを利用できればかなり浸透するのではないだろうか。
しかし、この民間施設ロッカーを利用したサービスにも、基本サービスの在り方が原因で、運用開始にはある程度の壁が存在するだろう。その壁というのが、前述した国内の配達サービスの基本理念、ストロングスタイルを解ききれないところにあるのではいだろうか。
弊社が業務提案する稼働内容は、ゆくゆくこの部分に切り込む考えでもある。様々な壁が待ち構えている大きすぎる野望のため、目の前の提案を達成した後で、同志を募りそこは進めていくことにしよう。
さて、業務提案の準備も整いつつある。
資料はシンプルなものにした。
交渉のテーブルに着くのは、今月末を予定している。